どろどろどろ

怖いものを詰め込んだブログです。

山田悠介の「キリン」の感想。この母親が一番やべえ

 

こんにちは、木ノ下コノキ(@konokikinoshita)です。

 

 

二年ぶりの更新です。

ずいぶんと放置してしまいましたね。

 

 

さて、今回は怖いなと思った小説「キリン」の感想です。

 

山田悠介の「キリン」の感想。この母親が一番やべえ

 

山田悠介「キリン」

2010年に発売。

あらすじ

ジーニアスバンク東京本社に次々と集まる女性。このジーニアスバンクは天才の血を引く子供が欲しい女性のために作られた天才精子バンク。天才の精子によって作られた兄と弟。天才と呼ばれた兄と「失敗作」という烙印を押されて孤島の施設に入れられてしまう弟。また親子3人で住みたいと願うが...

 

感想

なんだろうな...

読んでる最中キリン(弟)がずっと可哀想なんだが...

 

ジーニアスバンクで天才の精子をやっばいくらい高額な金額で買ったから熱が入るのは分かる。天才の子は天才に育てたいだろうしね。

 

母、厚子は今までの人生、楽しいことがなかった。会社でもいつも「地味でブス」「成績良くないのに何で会社にいるのか」と言われ続け、いつか見返してやりたいと思っていた。そんな時に、ジーニアスバンクの話を聞き天才を産み育てたかった。

 

一人目の子が天才に育ち、周りからも注目を集め母親としても鼻高々だったんだろう。

やっと周りから羨ましがられる生活を手に入れられた。

 

そして二人目も天才になるかな?と期待し、天才に育てたい気持ちも分からなくはない。

 

ただね、自分の思うような天才に育たなかったからって動物を飼うような小屋に閉じ込め、食事もまともに与えず残飯ばかり。兄だけ自分の子どもとして育て可愛がり、弟を汚いものを見るような目で見るのは、

 

それは絶対やっちゃいけないことでしょ!

 

虐待だよ。

もうキリン(弟)が可哀想で可哀想でさ。

 

勉強のできた兄とそんなにできなかった自分を重ね合わせながら読んでたわ。

 

兄と比べながら私を責めた母の言葉とか色々思い出しながらね。

 

キリンはその後、「失敗作」と烙印を押されてとある施設に入れられてしまうんだ。

 

「天才養成学校」という名の姥捨て山みたいな、家族に捨てられた子供たちが集まる施設。

 

家族に捨てられ、人生のどん底みたいなキリンがそこで知り合った他の「失敗作」として捨てられた他の子どもたちと過ごす中で少しずつ少しずつ自分を取り戻してゆく。

 

その施設でキリンの天才的才能が開花されたとき、あの母親に「ざまあ」という言葉を送ったよ私。

 

数学的に天才になった兄ばかりで、キリンの個性を見いだせなかったあの母親。

施設に入ってある意味良かったのかもしれないんだよね。

だって、勉強ができる兄にしか興味なくて多方面の勉強をさせる気すらなかったのだから...

 

さて、キリンは何の天才を開花させたでしょうか。

 

 

感想2

 

秀才(兄)は数学で天才を開花させた。

どんな難問も解いてしまう天才。番組で呼ばれたりテレビ取材されたり...すごいなと思う反面、母親からの期待を一身に背負って大変だなという印象を持った。

 

実際、勉強以外はしてないんじゃないか?というくらい普通の子どもがするような普通の遊びをせてもらえてない。

 

勉強勉強勉強。

 

母親が喜んでくれるから頑張る。

 

勉強しかできない子供になっちゃうよ。

人間としての何かが欠落した子に、すでになってるかもしれない。

 

 

小さいときから勉強ばかり、の子どもたちって実際にいるよね。

自分は「勉強しなさい!」「本当にダメな子ね」と勉強に関しては期待すらされてなかったから、そんな子供たちの気持ちは分からない。

 

私は書道と絵と裁縫を自由にやる民だった(今と大して変わってない)から、押さえ付けられて勉強ばかりはどんな気持ちなのだろう。

 

これは...秀才に共感できないから、話はここまでになるけど

ただただ秀才に関しても母親は自分勝手をまき散らすのよね...

 

 

母親厚子

色んな意味で怖い。

会社のすべてのひとを見返すために天才の子を産む、という発想からおかしいのよ。

 

大金つぎ込んで、天才の精子買って、天才な子どもを育て「見返してやる」という強い執念。

 

もともとは仲良しだった兄弟を、兄に「弟は出来損ない」だと植え付けることで引き離してしまう。兄もそれが自分の考えであるかのように弟に対して「バカは嫌いだ」という対応をする。

 

この小説を読んだの昨年なんだけど、わたしの中でかなり胸糞悪かった小説だったんだろうね。

未だにこんなに厚子のこと憎いわ。

 

 

まとめ

いろんな登場人物がいてその人視点で書こうと考えたが、自分と重ねてしまったのがキリンだったこともあって、ただただ母親酷いって感想になってしまったわ。

 

母親にも色々あって大変なのも多少分かるけどね。

でもそれはいかんってことが大きな問題として私の中では上がってくるのよね。

 

とりあえず最後にも言わせてもらう。

 

とにかくこの母親やべえ

 

以上。

 

 

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他にもこんな話あります

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