お久しぶりです、木ノ下コノキ(@kinoshitakonoki)です。
2018年9月に「十二夜」を書いたのを最後に、約半年ぶりの更新となりました。
また不定期ですが、また更新していきますのでよろしくお願いします。
では、はじまります。
トモダチという名の... 1
目次
友達、ともだち、トモダチ
本来なら同性に限らず仲の良い相手、信頼してる相手、いつも一緒にいることができるくらいの人物。
しかし「友達」というよび名があるだけで、そうじゃないこともある。
今回はそんなお話を。
トモダチ...?
いってきまーす!と家を出ようとすると母親が聞いてくる。
「どこに行くの?」と。
友達の家に遊びに行ってくる、○○町のなんとかさん家。
うそだ
きっと今日もあの場所で私はおごらされる。なんとかさんは来ない。
じぶんのこんなことを知られてはいけない。だから嘘をつく。
わたしも裕福な訳でもない。だけど、言えないから行ってしまう。
「今度返すから」と言って、返してもらったことは一度もない。
同じクラスの人にいじめられてたが気にしないで一緒に居てくれた、友達だと思ってたひとにまたいじめられてる。
わたしが、言えないことを知っている。「返して」と言わないから返さなくてもいいと思っている。
あるとき、もう無理だなと思って部活の顧問の先生に相談した。
先生は信頼できる。そう思っていたが、わたしが相談した次の日に部活途中、皆を集めてこう話しだした。
「この中に、お友達にお金借りてるひといるよね?お友達も大変だから、思いあたるひとは返してあげてね」と。
血の気が引いた。
同じ部活の数人がこちらを向いた。
こんな聞き方ある?
こんなのまたいじめてくれと言ってるようなものじゃないか。
予測はできてた。
また呼び出されるって。
チクったことをこれでもかとネチネチねちねち言われ続けた。
そして、またあのお店に呼ばれたがその日は行かなかった。
必死の抵抗だ。
そして学校の廊下ですれ違ったとき、なぜ来なかったのか聞かれたが答えなかった。
学校にはただただいじめられにきて、部活をやって帰る。
いじめられてるわりに、充実した生活じゃないか?
こんなことじゃダメなのをわたしは知ってる。
分かってはいる。
わたしは勇気をこれでもかとしぼって
返してもらえるように交渉に行った。
「いままで貸した〇〇えん返してもらえる?返すって言ってたよね?」て震えた声だが必死に絞り出した。
結果返してもらえなかったが、その子のクラスのみんなの目の前で言えたからそれでいい。
いじめられっこは必ずしも「言えない」わけじゃないことは分かって貰えたから。
まあ、この後熱出して休んだのだけどね
知恵熱か?(笑)
おわり
あとがき
今回「トモダチという名の... 1」となっていますが、一話ごとに完結しています。
復活第一話目の怖い話ですが、ぶるぶる震える怖い話じゃなくて拍子抜けしたかもしれないですが、昔の経験してきたいじめに関しても出していこうかなと思ったわけです。
普段仲良くしてる人も当たり前に、そういう行動にでます。
新学期はいつでも怖かったなと。
結局人は、弱みのある人につけ込みます。
入り込んできます。
いじめ問題だけじゃなく、今までの人生で経験した、周りで起こったそういった怖い話も詰め込んでいきますね。
人間の怖い話シリーズのはじまりはここ
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