こんばんは、木ノ下コノキ(@kinoshitakonoki)です。
今夜は、
【人間の怖い話】第七夜 初恋相手を旦那にした女【前編】 - どろどろどろ
【人間の怖い話】第八夜 初恋相手を旦那にした女【後編】 - どろどろどろ
の主人公Sさんの新たな恋?のお話。
目次
旦那に触れられなくなった女
会社の同僚からこんな話を聞いた。
「Sさん、毎晩男と飲み歩いてるらしいよ」
前回の話で、男性にちやほやされる快感を覚えたSさんは、コノキの知らないところでその幅を広げていた。
え?飲み歩いてる?
毎晩?
あれから大人しくしているのかなと思っていたら、全然そんなことはなかった。
さらに拡大していた。
後輩をダシにバーへ行く日々
Sさんは会社の後輩に一緒に飲みに行かないか聞いて廻っているようだった。
後輩をダシに旦那さんに飲みに行くと伝え、お気に入りのバーにほぼ毎晩行っているそうだ。
旦那さんが早く帰って来る日、どうしても家にいなきゃいけない日以外はほぼ毎日。
コノキは前回のこともあってか、「使えない」と思われたのか分からないけど誘われたのはずっと先だった。
ナンパされるのが快感
一度、ひとりで飲みに出かけたら男たちにナンパされ飲んだのが楽しかったからと後から聞いた。
- ちやほやしてもらえる
- お酒やごはんをおごってもらえる
- 飲み友達が増える
前回の【人間の怖い話】第七夜 初恋相手を旦那にした女【前編】 - どろどろどろでも書いたが、初恋のひとと結婚したため、男性に免疫がなかった。
もちろん、旦那さん以外、前回の話まで男性と飲み歩くことやちやほや、さらにその先のことなど本人には経験がない。
ナンパされに行かない?と誘われた(汗)
こんな誘われ方されたの初めてだよ(笑)
飲みに行かない? とか誘われるのかと思ったら
まさかの「ナンパされに行かない?」だった。
夏だったこともあって、ミニスカートに生足、サンダルの組み合わせで参戦した。
というか参戦させられた。(なぜだかこの先輩には逆らえない)
飲み屋街を歩いてるだけで、色んな人から声をかけられた。
ちょっと立ち止まって話をしていても、すでに酔っぱらったサラリーマンたちが「一杯つきあってよ」と声をかけてくる。
中には無理やり手を引いて連れて行こうとする人もいた。
(今回も私の話じゃないので先を急ぐ)
そんなこんなで声をかけられながら、とあるサラリーマン2人(30代前半)と飲みに行こうという話でまとまり、4人でSさんのお気に入りのバーに行くことになった。
30代前半サラリーマンはひとりが独身、もう一人は既婚者で単身赴任で来ていた。
ふたりとも気さくで話しやすく、あっという間に打ち解け仲良くなった。
帰りがけにLINE交換の話になったがSさんの「コノキちゃんはだめだよ、彼氏いるんだからね」の言葉に私だけ交換しない形でサラリーマンふたりとは別れた。
(いやいや、Sさん既婚でしょ)
単身赴任既婚男とふたりきりの夜
あれからSさんは、ナンパされたサラリーマンふたりと連絡を密に取っていた。
ふたりのそれぞれと別々に飲みに行ってみたらしく、単身赴任既婚男の方が楽しいから「この人にした」と嬉しそうに語っていた。
私にLINE交換させなかったのはそういうことかと納得した。
単身赴任男とはちょくちょく飲みに行ってるようだった。
そしてその毎回をコノキと飲みに行ってることになっていた。
一度、旦那さんに会う機会があって「いつもSがお世話になっています。そしてよく遊んでくれてるようで...」と言っていたので、びっくりしたが咄嗟にその話に合わせたことがあった。「いつも連れ出しちゃってすみません」と嘘までついて...
とある日の夜、Sさんは単身赴任男とふたりきりで飲みに行った。
次の日の朝
仕事をしていると、同僚の携帯が鳴った。Sさんからだった。
少し席を外し戻ってくると同僚がひと言。
「Sさん、今ホテルだって。起きたら相手居ないんだって」
はあ??
(コノキに驚きと呆れの両方が襲った)
で、どうしようっておろおろして電話してきたらしい。
同僚は冷静に「(行為を)した痕はあるんですか?あるならまず病院に行ってください」と伝えた。
その後、病院行くのは恥ずかしいだの、旦那さんにバレちゃうかもだの、お金いくらかかるんだろう??とメールが届いたが
「そんなこと考えてる間に出来てたらどうするんですか!それこそ大変なことになりますよ!」と一喝して病院に行かせた。
結果、アフターピルを飲んで事なきを得たが
その後もまだ相手の男と連絡は取っていた。
女をホテルに置いていく男だからやめとけと周りが言っても、きかなかった。
あんなに旦那さんに恋をしていたSさんはどこへ行ったのだろう。
旦那に拒否反応
旦那さんとのことが気になって、Sさんに聞いたことがあった。
「あれから、旦那さんとはうまく行ってるんですか?」
そう聞くと、急に涙目になって
「ちょっと聞いて」と言わんばかりに、事務所に連れて行かれSさんは口を開いた。
どうしよう、私
旦那さんを拒否しちゃった
どうやら、単身赴任男と関係を持ってから
旦那さんとはしていないようだった。
触れられても気持ち悪くなるんだそうな。
「どうしよう」って言うくらいだから悪いと思っているのか...
旦那さんとも仲良くしつつ、相手とも遊ぶつもりでいたのにが出来ないことからのどうしようなのか...
分からないが、
旦那さんを前みたいに愛せてないのは、誰が見てもたしかだった。
このあと、もっともっとどろどろっとした欲望が渦を巻き始めます。
後編につづく
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