こんばんは、木ノ下コノキ(@kinoshitakonoki) | Twitter)です。
幽霊や妖怪などの得体の知れないものが目の前に出てくるのも怖いですが、人間が一番怖いこの世の中。
コノキは沢山の怖い経験をしています。
今夜は、「一両目」をお送りします。
一両目
コノキは学生のとき、電車通学でした。
学校は県外で、授業に間に合うように行くには朝早くの電車に乗らなくてはいけません。
朝早くの電車は空いていて、さらに一両目はほとんど乗客がいなかったので好んで一両目の同じ椅子に座っていました。
それは、今ではあまり見ない、4人で向かい合うように座る椅子。
途中からは混んでいきますが、乗ってしばらくは朝が早いことや一両目ってこともあってあまり座ってる人もいませんでした。
ある雨の日のこと。
コノキはいつも通り駅まで自転車で向かい、駅に着くころには履いていたジーンズが少し湿っていた。
その日もいつも通り、一両目の車両に乗り込む。
今日も誰もいない。
そしていつも通りの椅子に座り、のんびりと小説を読み出した。
次の駅に着いて少しすると、
隣の車両からサラリーマン風の30代後半くらいの男性がこちらの車両に入ってきた。
一度横を通りすぎ他の椅子に座ると思ったら、また戻ってきてボックス席のコノキの斜め前に座った。
ん?他だれもいないのに、なんでここに座る?
不審に思いながらも、また小説に目を落とした。
そして3駅くらい走ったあとでしょうか
視線を窓の外に移し
少し外を眺めていたが、窓ガラスに映る斜め向かいに座る男の動きがふと気になった。
ちらっと見ると、男の人のアレがズボンの外に出ている。
!?
当時のわたしは細めで薄手のジーンズが好きでよく履いていて、体の線がくっきりだった上、雨に濡れてジーンズはさらに体にはりついていた。
なので自分のωもくっきりで、スーツのその男はわたしのソレをガン見してひとりでしておりました...
驚いて「逃げたい!」という気持ちがあったが、男の足が伸びていて通れない気がするし
声を掛けるのもすごく嫌だった。
が
突然、コノキに見られてることに気付いた男は、すぐ横にあったトイレに駆け込み出てこなくなりました。
椅子に広がるティッシュの山だけが残され、唖然としましたが
その隙に、バッグと傘を持ち、
逃げるように他の車両へ...
程よく混んでいてすぐには座れなかったけど、どうにか座れて落ち着いた。
つーか、朝から嫌なもん見たな...
と思ったけど、
後になって心臓がバクバクした。
~・~・~・ ~・~・~・ ~・~・~・ ~・~・~・ ~・~・~・ ~・~・~・ ~
今回、今までの話の中で一番変態な話かも(とは言っても今3話目だけど)...と思いました。
男性のソレを見てしまったショックと自分がおかずみたいになっていたのが気持ち悪い。
忘れたいのに、衝撃過ぎて忘れられない出来事ですね。
おわり
ソッと押してくれると霊がはしゃぎます
他にもこんな話あります
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