こんばんは、木ノ下コノキ(@kinoshitakonoki)です。
今夜は、「はりつく女の顔」をお送りします。
高校時代の体験です。
それでは今夜もどうぞ。
はりつく女の顔
高校入学して、少しずつ学校に慣れてきたころ
授業中、変なものが視界に入った。
コノキの席は後ろのドア近くだった。
もちろん今はどのクラスも授業中で誰かがいるのはおかしなことだが、ドアのガラスには人が張りついていた。
女だ。
あまりに奇妙な風貌に授業そっちのけで凝視してしまう。
女は顔(首まで)と手しかない。
にやっと笑うその女は
実際外側から見たら分からないが、教室のドアのガラスは比較的大きくあの高さなら胸まで見えないと変だ。
どう見ても顔と手しかない。
あまりにそちらを凝視しているので、隣の席の子が小声で声をかけてきた。
「どうした?何かあった?」
いや、ドアガラスにさ 女の人いるよね?そう言うと
声をかけてきた隣の席の子はそちらを向くと「え?どこ?」というので「ガラスにくっついてる」と言うともう一度見て「え?ちょっとやめてよ、そういうの」と言ったところで
「そこうるさい!」と先生に注意されてその場は終わった。
休み時間になって、「さっきのなんだったの?」と隣の席の子に言われたので、女の顔と手がガラスに張り付いていると言うと、私そういうのダメだからやめて!と嫌がられたので、見なかったことにした。
が、気になるのは気になるのである。
トイレに行こうと廊下に出たとき、ちらりとその女を見た。
やはり頭と手だけが浮いている。
何のためにいるのか全く分からないが、
その女はその後、数日見ただけで姿を消した。
浮かぶ女の顔
先ほどの話を書いていて思い出した話があるので続けて書く。
結構、女の顔って浮いてるものである。
以前、書いた
黒い影が出てきた工場の女子トイレに、一番奥のトイレの天井の角に女の顔が浮いていた。
とても苦しそうな表情で、斜め下を見ている。
トイレが空いてるときはそこを避けているが、どうしてもそこしか空いてないときは仕方なく使っていた。
トイレに座るとこちらを凝視してるような顔の向きなので、どうにも落ち着かない。
この霊?生霊?は何のためにここに浮いてるのだろう。
その霊だか生霊だかは結局私の働いていた6年の間ずっといた。
まったくその場から動かずに何年もずっと存在する。
あなたお会社のトイレにももしかしたらいるかもしれませんよ?
一度気にされて見てみてはいかがですか。
おわり
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
このシリーズもとうとう10回目となりました。(昨年のと合わせれば16回目です)
この「実体験 怖い話」はあと2回で一度終了となります。
予定としましては、13日(月)と16日(木)の更新となります。
お盆の最初と最後と覚えて頂ければと(*´ω`)
「人間の怖い話」はこのまま続いていきます。基本的に金・土曜日の更新となりますが、18、19日はお休みで、次回の人間の怖い話は24、25日となります。
そして徐々に今まで読んだ怖い本や、怖い映画、ドラマなど紹介出来たらと思います。
そして読者が18人となりましたこと、心から喜んでいます(*´▽`*)
ありがとうございます!
これからも「どろどろどろ」をよろしくお願いいたします。
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