こんばんは、木ノ下コノキ(@kinoshitakonoki)です。
メインブログ夏限定企画の「怖い話」、今年からは場所を変えてのスタートとなります。
昨年のお盆に書いたこの記事が結構読まれたこともあって、夏限定として連載という形となり沢山の方に楽しんでいただけたと思います。
お盆から始めたこともあってたった6回の連載で終わってしまいましたが、今年はそれ以上やる予定です。
昨年の話は怖い話カテゴリから読めます。
今年は何夜まで行けるかな。
では早速、
第一夜 三面鏡
コノキは子供の頃、よく神奈川の親戚の家に泊まりに行っていた。
泊まる部屋は必ず二階で、階段を上がって右側の部屋。
入るとそこには大きな三面鏡があった。
ぱたんぱたんと両側からたためるタイプの...
三面鏡。
普段は使わないので鏡の部分は見えない状態。
当時、合わせ鏡や三面鏡についての噂話や怖い話が流行っていた。
(鏡は霊の通り道とされ、 沢山の迷信や怖い話など出回っていました)
その情報もあったからか、子供の頃、この合わせ鏡が本当に怖くて開くのも嫌だった。
ある夜、
いつも通り二階のこの部屋に入り、両親と私の3人で布団に横になった。
両親はすぐに寝たようだったが、コノキは一人なかなか眠つけずにいた。
そんな時、突然の金縛り。
この日は特に蒸し暑いわけでもないのに、汗が噴き出してくる。
何か、得体の知れないものがそこにいるような変な感覚。
と、その時
階段が、
ギイ......ギイ......
音を立て、誰かが上ってくる。
ドアの前でピタッと止まり、ドアが開けられる。
!?
だれ!?
気になるが体は動かない。
両親はそこに寝てるはず。
汗が止まらない。
気配はすぐそばにある。
部屋に入ってきた「だれか」は部屋全体を巡回するように歩いてるようだ。
!?
さっきまで閉じてる三面鏡が開いてるのが見えた。
鏡がいくつも合わさり、何重にも重なって見えた。
しばらくすると
その「だれか」は鏡の中に吸い込まれていった。
「霊の通り道」
ふとコノキの頭によぎったその言葉。
やはり三面鏡の噂は本当だった?
実際には分からないけど、コノキはそう確信した。
~・~・~・ ~・~・~・ ~・~・~・ ~・~・~・ ~・~・~・ ~・~・~
小学4年生くらいの出来事だったと思います。
見えてしまうのはそれまでもあったのですが、当時、学校の七不思議や三面鏡の迷信、おまじない、黒魔術の本などが流行っていたこともあって、余計な知識だけは沢山あったと思います。
明日は、「足音」の話をします。
では。
他にもこんな話あります
ソッと押してくれると霊がはしゃぎます
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